ピル 浮腫み

副作用が怖いから低用量ピルの服用を躊躇ってしまう?

 

 

低用量ピルのイメージとして、「ピルって副作用が怖いんじゃないの?」「強い副作用があるのでは?」といった誤解があり、薬の服用に抵抗がある方がおられます。

 

ピルと言うと、どうしても緊急避妊用に使う中〜高用量ピルのイメージが先行しているようで、強い吐き気や頭痛があるのではないかと不安に思われている方が多いようです。

 

 

確かに、中、高用量ピルの服用だとホルモンのバランスが急に変わるので、身体が適応しきれず強い副作用がもたらされることが多いです。しかし、低用量ピルはこれらの副作用をできる限り抑えるため、ホルモン量を避妊効果が得られる下限量まで抑えられています

 

したがって、低用量ピルの服用で強い副作用が続くということはあまりないでしょう。

 

 

服用当初はホルモンバランスの変化で吐き気を訴える方もいらっしゃいますが、こうした副作用は3か月ほど服用を続けていけば自然と消失していくといわれています。

 

また、こうした副作用はホルモンのバランスの変化に身体が適応するために起こっているものです。病気の原因になるようなものではないのでご安心ください。

 

 

「ピルを飲むと太る・浮腫みがでる」

 

よく聞くのが「ピルを飲むと太る」です。結論から延べますと、低用量ピルの服用で極端に太るということはありません。低用量ピルを服用すると、始めの1週間程度は浮腫み(むくみ)によって多少体重が増加する場合があります。しかし、せいぜい1キロ程度です。

 

日本で行われた臨床実験でも、プラスマイナス2sの範囲でほとんどの人が落ち着きました。つまり、飲んでいる人も飲んでいない人も同じという結果ですね。

 

 

確かに、実際に低用量ピルを飲んで太ったという話は聞きます。低用量ピルの服用を続けることで疑似妊娠状態になりますから、個人差があるとはいえど、それによって食欲が増加することはあります。

 

低用量ピルといえ避妊効果のある薬ですから、食欲増進などの作用を及ぼすこともあります。その食欲に任せてドカ食いや暴食を続ければ太るのは当然です。カロリーコントロールや自己管理をしっかりしていきましょう。

 

 

なぜ「ピルの服用で太る」といった噂があるのでしょうか。それは以前よく使われていた中用量ピルなどから来ていると思います。ピルに含まれるエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンは女性らしい身体を作る作用があります。

 

つまり、全体的に皮下脂肪が付きやすいふっくらとした体つきに近づけようとします

 

 

また、同じくピルに含まれるプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモン食欲増進作用もあります。これらの作用によって中用量を服用すると太ることがよくありました。

 

しかし、低用量ピルにおいてはホルモン量が避妊効果のあるギリギリまで抑えられていますので、上記の作用で太ることはほとんどありません。

 

 

次に、むくみが出て困るという話を聞きますが、これは低用量ピルの副作用としてあり得ることだと思います。低用量ピルに含まれる黄体ホルモンは保水力を高める効果がありますので、水分に過剰に反応してむくみやすくなってしまう方はいるようです。

 

しかし、このむくみやすくなるという副作用はほとんどの場合服用を続けることで解消されていきます。

 

 

それでもむくみが取れない方は塩分の接種を控えめにしてみてはいかがでしょうか。それでもなお浮腫みが取れなければ薬があっていないことも考えられますので、医師と相談して薬の種類を変えてみましょう。

 

超低用量ピルのヤーズはむくみにくいので、試してみるのもいいかもしれないですね。

 

 

「乳房の張り・乳房の痛み」

 

低用量ピルを飲み始めて感じる副作用の中に、乳房の張りがあります。女性としては乳房が張ってくると「なぜだろう?」と不安に感じてしまいますよね。

 

低用量ピルは身体を疑似妊娠状態にして、排卵を抑制する薬です。それによって避妊効果が得られ、生理前のイライラ、肌あれ、身体の不調があるといったPMS(月経前症候群)等が軽減されるなど、様々な副効果をもたらしてくれます。

 

 

しかし、疑似妊娠状態になるので飲み始めのうち“つわり”に似た症状が現れたり、乳房の張りがみられたりすることはあります。ほとんどの場合“つわり”のような症状はすぐに消えていきますが、乳房の張りについては3〜6か月続く方もいるようです。

 

 

乳房が張って痛いと、乳がんなどの病気のリスクがあるのではないかと気になるかもしれません。ですが、低用量ピルは乳がんのリスクを高める心配はないのでご安心ください。むしろ、卵巣がんや子宮体がん、大腸がんは明らかに減少するということが最近の研究ではっきりとわかっています。

 

 

ごく稀にですが「静脈血栓症」「脳卒中」「心臓発作」などマイナートラブルが起こることもあります。血栓症は血液の中に血の塊ができてしまい、それが血管を詰まらせてしまうというものです。しかし、静脈血栓症のリスクとしては通常の女性で1万人に1〜3人。

 

低用量ピルを服用している・した女性で1万人に3〜9人とさほど気になるほどのリスクではありません。それでも、次のような血栓症の初期症状が出てきた場合はピルの服用をストップし、医師の診察を受けてください。

 

血栓症の初期症状
激しい頭痛、めまい、失神、視覚・言語障害(眼のかすみ、舌のもつれ)
鋭い胸の痛み・突然の息切れ
胸部の押しつぶされるような痛み
ふくらはぎの痛み・むくみ・手足のしびれ

引用:こまきウィメンズクリニック

 

その他によくある副作用としては吐き気むかつき頭痛などつわりの症状とよく似た症状があります。これらの副作用はしばらく服用を続けることで自然に消失していくことがほとんどです。

 

もし、症状がなくならない場合は薬との相性が良くないことも考えられますので、医師と相談のうえ薬の種類を変える必要があるかもしれません。

 

 

低用量ピルは合う合わないはありますが、多くの方がその素晴らしい効果に満足されています。事実、諸外国では日本に比べピルの服用率がずっと高い国が多いのです。

 

日本では健康なのに薬を飲むということに抵抗がある方が多いので中々普及しませんが、一度試してみる価値はあると思います。

 

 

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